悪条件の気候で、ライントラブルを回避して快適にエギングが出来るインターラインロッド。
今回はヤマラッピ監修モデルのエメラルダスEX 84M-HDのインターラインロッドのトップガイドの交換を行いたいと思います。
エメラルダスのインターライン
まずはこのインターラインロッドのスペックから
【山田ヒロヒト監修モデル“SUPREME CAST for STOIST”】
足場の高いフィールドでの釣りや小型エギをロングキャストする必要のある日本海エリアでのエギングに対応するために作られたスペシャリティロッド。小型エギをシャープに振り抜き遠投し、なおかつテクニカルな操作も可能にする8’11″という絶妙なレングス設定。晩夏から晩秋にかけて使用されるエギサイズにこだわり、イカを射止めるLMLパワー設定等、随所にこだわりを注入したモデル。ライン放出性能を飛躍的に向上させた超撥水ハイパードライ加工と筋肉質なSVFコンパイルXとの相乗効果でシャープな振り抜きとシャクリを実現。しなやかなスーパーフレックストップは細かなアクションを与え、高弾性ロッドにもかかわらず、アタリを弾かず確実にフッキングに持ち込む。
引用:DAIWAより
インターライン(中通し)による恩恵は、風が強い中でガイドにラインが絡まない事だと思います。
アウトガイドでのエギング
PEラインは非常に軽くて風に煽られるためにガイドに絡みやすく、特に横風や向かい風の時には知らないうちにガイドやロッドにラインが引っかかっているケースがあり
絡まっている事に気づかずにキャスト、もしくはシャクってしまうとロッドの破損・ラインの高切れが発生してしまいます。
トップガイドの修理交換
今回インターラインロッドのトップガイドにあるリングが外れているので、ガイド自体の交換を行います。
ティップを何処かにぶつけた際に、ガイドが割れてリングが飛んだ模様です。
このまま使用すると、ラインが擦れて痛みますしラインが切れる可能性もあります。
トップガイドを外し、新しいガイドの取付を行っていきます。
新しいトップガイドは釣具店などで注文しておきましょう。
エメラルダス(インターラインモデル)のトップガイドは1300円(税別)
1.まずは壊れたトップガイドを取り外す
インターラインのトップガイドは金属ではありません。
カッターなどでカーボン(ティップ)を傷つけないように削っていきます。
(トップガイドのスレッドコーティングはそのままです。)
トップガイドを取り外した状態です。
まず、このインターラインのトップガイドを取り外して驚いたのがティップの薄さです。
コレがDAIWAのテクノロジーであるスーパーフレックストップ
スーパーフレックストップ
今やアウトガイドロッドのトップにも引けを取らないほどの細さとしなやかさ。トップ部も含めて細身にすることで振り抜けスピードが向上し、キャスト後のブレを大幅に軽減。また、太くて硬いティップでは特に小さなイカや足1本のみがフッキングした際には身切れが多発しがちだが、しなやかなスーパーフレックストップは身切れを防ぎ、フッキング率・キャッチ率を向上させる効果もある。
非常にティップが柔らかく、トップガイドを取り外した後のトップ径を見ても非常に薄く
ホントにこの柔らかさで良いのか?と疑うほどの柔軟さでした。
2.トップガイドを取り付ける
壊れたトップガイドを取り外し、接着面を整えた後に新しく購入したトップガイドを取り付けます。
取付にしようした接着剤は最近よく使用しているメタルロックです。
セメダイン 金属用高強度 接着剤 メタルロックP25Gセット AY-123
取り付けたトップガイドとスレッドの間にも接着剤を充填し隙間が開かないようにします。
あとは1日ほど硬化する時間を十分にとり補修の完了となります。
インターラインと使い始めるとアウトガイドに戻れない方も多く、愛用者も非常に多くなってます。
ラインの扱いも楽で、風が強い中でラインが煽られてもガイドに絡むことなくスムーズに釣りができますし
柔軟なティップのおかげで、しっかりと餌木の重さをティップに乗せることによって、飛距離もアウトガイド同様に出せることが出来ます。
そして、しなやかなティップからでる状況感度や反応感度など
非常に楽しめるインターラインロッドになってます。
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