[wataさんより寄稿]
14エメラルダス MX
パイオニアとしての矜持と最先端テクノロジーが融合したエギング専用機
エギングの先駆者であるダイワが最新のテクノロジーを駆使して送り出すエギングのトップブランド、それが「エメラルダス」。海水の浸入をシャットアウトし、驚異の防水性能を持つマグシールド。極限の軽さと回転フィールを実現したエアローター。一般的なカーボン系樹脂素材の常識を覆し、軽さと強さを両立させたザイオンボディ。そのパフォーマンスはもはや一昔前の最上位機種をはるかに凌駕するといっても過言ではない。エギングに求められる要素を高い次元で備えつつ、誰もがストレスフリーで快適に扱えることこそ専用機たる条件。「エギングってやっぱり面白い!」そう心から思えるエギンガー諸氏にぜひ使って頂きたい。
なかなか魅力的な言葉が並んでいるエメラルダスMX
定価が3万円前後の中堅機種で
もちろんマグシールド搭載!ボディはザイオン!
ベアリングは6個
そのエメラルダスのジャンク品を購入して解体してみました(^^;)
外観上は綺麗なんですけどね~
でも、このリール
1.ゴリゴリ感とシャリシャリ感はもちろんありあり(笑)
2.ハンドル回転時に引っかかりあり
3.クラッチが動かず逆回転しない
などのかなりのジャンク品
中身がどうなっているのか・・・
マグシールドがどう機能していたのか・・・
ちょっと解体してみました(^^;)
14エメラルダスMXの解体
今回も写真多めで行きますよ~
まずはベールをローターから取り外し
この辺りのベールやスプール、ローターなどは再利用できそうなくらい綺麗です。
ローターはエアーローター
DAIWA社のホームページでは
『ローター革命ともいうべき独特の構造を持つエアローター。…』っと言ってます。
どんどん進みます。
スプールメタル(受ケ)を外して
このあたりは綺麗です。
・・・です(笑)
そしてローターを固定している『ローターナット』を回して
ローターを取ったところでマグシールドが登場・・・
・・・
・・・
登場!?
あれ??
ここが重要なマグシールドの心臓部・・・
オイルなんか見当たりませんけど・・・
理由はともあれ次に進みますが、ちょっと怖くなってきました。
次は『マグシールドキャップ』を取り外して・・・
・・・
・・・
完全に海水が入ってますね
さずがジャンク品
でも、これは“想定内”です。
だってジャンク品ですから(^^;)
次はピニオンを引き抜いてみると・・・
・・・
ベアリングにサビがついてます。
それからパッカーーーーンっとやって
・・・
『ドライブギア』登場です。
グリスが沢山残ってますが、これは出荷時のグリスですね。
内部ですけど全体的に汚れてます(^^;)
ベアリングもサビや潮で汚れていてゴリゴリ、ゴロゴロ
DAIWAの防錆ボールベアリング(CRBB)なんですけど
かなりやられてます。
かなり酷い状況すべて洗浄
ギアなどは磨いて綺麗になるのか?
このままだと使い物にならないサビキ用のリールになりそう
そしてクラッチが動かない原因はコレ
写真上にあるひょうたん型の部品『ストッパーカム』が塩で固まって動かない為でした。
とりあえず、グリグリやってなんとかこの部品を取り出しましたが
ここまで酷いとは(^^;)
そして『ワンウェイクラッチ』
この中も塩だらけ
よくここまで放置していたなってのが素直な感想です。
ここで解体は終わりです。
このジャンク品の14エメラルダスMX
ここまで内部に海水が入っていたとは思いませんでした。
コレだけ海水が入っていたのは、海水に浸かっていた可能性があるのでは?
と思いましたが、スプールやラインローラーあたりにサビや塩が残っていない
ということは、海水に浸かっていないのかな?
でも、なんらからの理由で内部に海水が入って、そのまま放置されていた
この方向で間違いなさそうです。
そして、ここで疑問に思うことが一つ
DAIWA テクノロジーの”マグシールド”の存在
このジャンク品がどのような過程をたどったかわからないし
もしかすると、すでに色々と交換されて私の所に届いたかもしれないんで
なんとも言えませんがね~
もうちょっとマグシールドを勉強してきます(^^;)
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