シマノのエントリーモデルとして登場したアジングロッド
ソアレ BB アジング[Soare BB Ajing]
アジングの基本“フォール&誘い”を簡単に演出。
“しなやか”と“シャープ”を両立した専用モデル。アジングの基本となるフォールとロッド操作での誘い、掛ける釣りを指向し、しなやかさとシャープな掛け要素を両立。「乗せ掛け調子」の『S604ULS』は「タフテック」ソリッド搭載。しなやかに乗せ、張りのあるベリーで掛ける醍醐味を味わえるモデル。「掛け調子」の『S610LS』は、高弾性・高反発な「ハイレスポンスソリッド」で微細なアタリを感知可能。『S704LS』はロングレングスを生かし、キャロ・フロートリグ・メタルジグなどの遠投攻略時に活躍。全機種にセパレートグリップ、シマノオリジナルリールシートを搭載し、軽量化と高級感を演出している。
このモデルは3機種
S604ULSのティップは「タフテックソリッド」
他の2機種(S601LSとS704LS)は「ハイレスポンスソリッド」
どれもソリッドティップ仕様となってます。
ティップが折れたソアレBB
sevenmountain工房に修理依頼でお預かりしてます。
穂先5cmほどが折れて無くなってますので
シマノの「タフテックソリッド」を解体して、新たに工房特製のソリッドティップを組んで仕上げます。
まずは、折れた穂先(ティップを)を外す作業
ゆっくりと接続部を温めながら、力を込めて引き抜こうとしますが
かなり強く接着してあるようなので切断の方法でやりました。
接続部の拡大
写真ではよくわかりませんが、シマノの接続部にはカーボンテープにてきちんと補強してあります。
切断面をキレイにして、内径にテーパー加工をすれば#1は完了です。
次に新たなティップの準備
中央のカーボンがシマノのタフテックティップ
下に準備してあるのが、工房で研磨して作成したティップです。
ティップの延長は差し込み部分も含めて約40cm
穂先の方は、かなり細かくシェイプを繰り返し、張りを残しつつ先径0.6mmまで細く仕上げてます。
写真をよく見ると接続箇所がわかると思います。
この仕上がりは、かなり満足できるティップとなりました。
コレが塗装後
一番奥は未塗装のティップ、中央が今回塗装したティップ、手前はシマノです。
塗装の方法ですけど、以前はシゴキ塗装をやってましたがティップだけならスポンジで十分です。
ウレタン2液性にて数回塗って、あとは乾かすだけで終了
シゴキ塗装だと、準備も必要だし、終わったらうすめ液で容器やゴムなど洗って保管するなど面倒ですが
スポンジだと適当な容器にウレタンを入れて、スポンジに液をふくませてシゴキの要領で塗るだけ
とても簡単で、片付けもあっという間に終わりますのでお勧めな方法です。
今日の作業はここまで
あとの作業は
#1とティップの接続、ガイドの取り付けになります。