[wataさんより寄稿]
国産ロッド(メイドインジャパン)で安心できるロッドメーカー
ヤマガブランクス ”YAMAGA Blanks(山鹿釣具)”
株式会社 山鹿釣具 「YAMAGA Blanks」
ヤマガブランクスは釣竿製造の株式会社 山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカーです。
ブランクの設計から巻きつけ、塗装、組み立て、出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産しております。
ヤマガブランクスが国内自社生産にこだわるには理由があります。
釣竿は工業製品でありながら、製造・検査の肝要な部分は人間の手作業による感覚が重要です。
常に工場内で設計者と職人がコミュニケーションを取りつつ、より良い製品づくりを目指す環境こそが私達の求めるものです。
また多くのプロトロッドのテスト、改良をスピーディーに繰り返すためにも国内自社工場を持つメリットは計り知れません。
より強く、より扱いやすく、アングラーの釣りを制限せず自由な釣りを楽しんでもらうために、
ヤマガブランクスはこれからも研鑽を続けます。
ひとつひとつのロッドが自社工場で製造されている事や
製品の品質、クオリティーの高さで大変人気のあるメーカーです。
私も色んなロッドを触りながら、ライトゲーム用のロッドを探してまして
求めているロッドの条件として
『細くて、硬く(張りがある)て、よく曲がるロッド』
こんなロッドを探してました。
そんな時に手元にきたロッドが
ヤマガブランクスの”ブルーカレント65TZ”でした。
このブルカレ65TZを振った感じは
細くて、張りがあり、そしてあのブルカレ独自の振り抜き感の良さで
すぐにお気に入りのロッドとなったわけですが
ひとつだけ問題が・・・
手元にきたブルカレ65TZはジャンク品
一番大事な穂先5cmが折れた状態でした。
ただ、このジャンクロッドはカスタム目的で購入したので
折れた状態は承知の上
ブルーカレント65TZの仕様
BlueCurrent JH-Special 65/TZ
ブルーカレント65/TZ ジグヘッドスペシャル
ジグヘッド単体での飛距離と操作性に特化したモデル。1g前後のジグヘッドをライナーで遠投することが可能です。TZモデルはガイドの軽量化に伴い、より繊細なティップを搭載し、新次元の操作感とキャストフィールを実現しました。引用:ブルーカレント
Length:1960mm
Weight:58g
Section:2pcs
Lure:Jighead 0.2~5g
Line:Pe 0.2~0.4 / FC 0.8~3 lb
Carbon:99.4%
Price:¥33,000-(税抜)
JAN CODE:4560395512398
仕舞寸法 : 1010mm
ジョイント : 逆並継
ガイド:TZチタンフレームKRガイド(Fuji)仕様
リールシート:VSS16(Fuji)
適合スピニングリール目安 : D社製 1000番/ S社製 1000番(C2000)
ブルカレをソリッドティップ
ヤマガブランクスにはソリッドティップモデルがありません。
なので、穂先の折れたブルカレを仕入れて
自作したソリッドティップを接いでみようと思ったのが始まりです。
マグマムクラフトより購入していたソリッドティップを加工
接ぎ箇所の径とティップ径を計算し、自分で削り出し
ある程度の張りを穂先に残す為に0.7mmにしました。
ノーマルのチューブラティップではこんな曲げ方は出来ません。
それと、もう1ヵ所変更した箇所があります。
フードキャップ
右がブルカレのフードキャップ
左が交換するフードキャップ
フードキャップを交換するにはバットガイドを1回外さなければなりません。
外したガイドをまた元通りにする作業が大変ですが
コレを交換すると、ブランクタッチが簡易的に出来るようになりました。
ブルカレソリッドティップのインプレ
実際に1年間、このブルカレ65TZのソリッドティップカスタムを使用した感想ですが
120%満足しております。
ジグヘッドスペシャルと呼ばれている65TZ
このソリッドティップカスタムは超スペシャルと言った感じです。
メインで使用しているジグヘッドは1.0gと1.5gですが
飛距離、反響感度(魚からの反響)、状況感度(潮の流れなど)は
非常に高いレベルで反応を得ることが出来ます。
ティップが食い込む分、ラインテンションの変化に対応できるようで
かすかな違和感を感じる事もできました。
そして、元々あったキャスティング時の振り抜き感の気持ち良さ
それに、魚とのやり取りでのロッドの操作や弾性感は元のままで
安心して使用できました。
マイナスになった事は?
これはジグヘッドの許容範囲が狭くなった事です。
カスタム前のジグヘッドの許容範囲は0.2g~5gとなってますが
カスタム後の上限は3g前後?かな
正確には2.5gをフルキャストも厳しい状況です。
コレを超えるジグをキャストする場合や
水深がある港湾部では、ティップの弱さが感じられます。
ですので、ジグの許容範囲は0.2g~2.5gとなりますが
私がジグヘッドで多用するのは0.5g、1.0g、1.5g
特に1.0gや1.5gで使用する際の飛距離や扱いやすさは
自分でもビックリする程、お気に入りの1本となりました。
「YAMAGA Blanks」ブルカレ66TZ/NANOプロフェッサー
YAMAGA Blanks – Blue Current JH Special 65/TZ