04ルビアスから登場して今回で4回目となるバージョンアップで最軽量となった中堅機種の20ルビアス
当時のルビアスは巻きの軽さが以上に目立ってましたが、ここ最近のDAIWAのリールは巻きの軽さよりも、滑らかさ重視となってるんでしょうかね~
そんな20ルビアスをさらに高スペックなリールにする為に、簡単にベアリングを追加してもっと滑らかでドラグシステムの向上が出来るカスタムを進めていきます!
20ルビアスFC LT2000Sのカスタム手順(フルベア化)
まずは20ルビアス LT2000Sのスペックを紹介
巻取り長さ (cm/ハンドル1回転) |
67 |
ギア比 | 5.1 |
自重(g) | 150 |
最大ドラグ力(kg) | 5.0 |
標準巻糸量 ナイロン(lb-m) |
3-150 4-100 |
標準巻糸量 PE(号-m) |
0.4-200 0.5-170 |
ベアリング ボール / ローラー |
9 / 1 |
ハンドル長さ(mm) | 45 |
ハンドルノブ仕様 | HG-Iライト |
本体価格(¥) | 38,400 |
20ルビアスFC LT2000Sは標準で9個のボールベアリングが内蔵されています。
今回はスプール内に1個、スプール受けに1個、そしてハンドルノブに1個の合計3個のベアリングを追加し
標準の9ベアリングから3個のボールベアリングを追加した総勢12個のフルベアリング化した20ルビアスにしていきたいと思います。
最初に準備する3個のボールベアリングはコチラ
左:ハンドル用ボールベアリング サイズ740ZZ(シールドタイプ)
中央:スプール内に埋め込むボールベアリング サイズ1060(オープンタイプ)
右:スプール受けに使うボールベアリング サイズ1170(オープンタイプ)
他にも必要な道具としては、ドライバーや六角レンチ(0.89)などが必要ですので準備しときましょう。
スプール内にベアリングを入れる
フィネススプールドラグベアリングチューン
20ルビアスのスプールは軽量化のための薄肉のアルミ製スプール
このスプールにもDAIWAの最新の技術が組み込まれています。
LC-ABS(ロングキャスト-ABS)
パーフェクトラインストッパー
ATD(オートマチックドラグシステム)
ただ、残念なことにこのスプールには、上位機種にはあってこの20ルビアスにないものがボールベアリングです。
このボールベアリングは簡単に追加できるので是非交換して欲しいと思います。
スプール内にボールベアリングをセットすれば、ドラグが作動している最中でもスプールの動きが滑らかになり、ドラグの不安定な引っ掛かりも少なくなりスムーズなラインの放出が出来るようになります。
まずは一番上のリングを外し下記のパーツを外します。
次にこの小さい5角形のリングを外します。(ちょっと硬いですよ~)
リングが飛んでいかないように、丁寧に取り外してください。
このリングを外し、一番奥にあるのがこのプラスチック製カラーです。
このプラスチック製カラーと準備たボールベアリングを交換します。
交換するベアリングの種類とサイズは
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-1060(オープンタイプ)
サイズ:内径6mm×外径11mm×厚さ2.5mm
ネットで買うなら ミネベア製ボールベアリング DDL-1060(オープン)を検索。
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)製のボールベアリングにするならこの HRCB-1060Hi を選びます。
ボールベアリングセットしたら、外したパーツを元に戻したら完成です。
ドラグシステムを取り付ける前にグリスを塗ってね~
スプールウケにボールベアリングを追加
次に行うのはトーナメントドラグベアリングチューンです。
スプールをウケるこの場所にある白いパーツ(プラスチック製カラー)をボールベアリングに交換します。
この白いプラスチック製カラーがスプールをウケるパーツとなりますが、この白いプラスチック製カラーをボールベアリングに交換し、強い力を受けてもスムーズにスプールが動くようにします。
スムーズにラインが出るドラグシステムの向上のために、このカラーもボールベアリングに交換していきましょう。
まずはこの調整ワッシャーを取り外します。(引っ張れば外れます。)
次に六角レンチ0.89mmを使用して、この小さいネジ(イモネジ)を外してスプール受けを取り外します。
この白いカラー(スプールメタルカラー)をボールベアリングに交換です!
この交換するベアリングの種類とサイズは
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-1170(オープンタイプ)
サイズ:内径7mm×外径11mm×厚さ2.5mm
ネットで探すなら ミネベア製ボールベアリング DDL-1170
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)製のボールベアリングは HRCB-1170Hi を注文します。
ボールベアリングに交換した後は、取り外した順番とは逆にセットして元に戻せば完了です。
コレでスプール受けのボールベアリングカスタムが終了です。
取り付ける前にグリスを塗ってね~
ハンドルノブに1個のボールベアリングを追加する
ハンドルノブ2BB仕様ベアリングチューン
ハンドルノブを両サイドの2か所で支える仕組みなんですが、20ルビアスは1箇所はボールベアリング、もう1個所はプラスティック製のカラーとなってます。
このプラスチック製カラーをボールベアリングにして2BB仕様にします。
まずはハンドルノブキャップを外し、ノブの中にあるカラーを取り出します。
黒いプラスチック製カラーが出てきましたので、このカラーをボールベアリングに交換します。
使用するボールベアリングは
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-740ZZ(シールドタイプ)
サイズ:内径4mm×外径7mm×厚さ2.5mm
Amazon ミネベア製ボールベアリング DDL-740ZZ
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)では HRCB-740ZHi を注文します。
( 内径4mm×外径7mm×厚さ2.5mm 【HRCB防錆ベアリング】 シールドタイプ)
交換すればハンドルノブ2BB化が完了です。
ハンドルノブのクリアランス調整
ベアリングを追加後、ノブの遊びが多くハンドルを回したらノブがガタガタと感じるなら、シム調整で遊びを無くしてください。
この20ルビアスのハンドルノブのワッシャーには曲がっているワッシャーが使われてました。
これまでハンドルノブのガタを調整するには、シム(ワッシャー)で調整を行っていましたが、この曲っているワッシャーでハンドルノブの遊びが無くなっているようです。
ダイワ製スピニングリールのピニオンギアの下にもあるこの曲ったワッシャーはバネの役割もなり、わずかな力で余分なスペース(遊び)を無くしてくれる便利なヤツです!
20ルビアスのフルベアリングチューニングキット
リールチューニング・ベアリング専門店のヘッジホッグスタジオではフルベアリングチューニングキットが発売されてます。
チューニングキットの内容
(チューニングメニュー)
・ハンドルノブ2BB仕様ベアリングチューン
・トーナメントドラグベアリングチューン
・フィネススプールドラグベアリングチューン
(内容物)
・ハンドルノブ用BB×1個
(SHG-740ZZ or HRCB-740ZHi)
・スプール受け用BB×1個
(SHG-1170 or HRCB-1170Hi)
・スプール内蔵用BB×1個
(SHG-1060 or HRCB-1060Hi)
・スプールシャフト専用 六角レンチ×1個
・チューニング説明書
※こちらのキットでベアリングを3個追加し、MAX12BBフルベアリングチューニングをする事が可能です
細かい説明書や六角レンチもセットになってますので、簡単に交換が出来ます。
ヘッジホッグスタジオにカスタムセットを注文するか?
それとも、Amazonや楽天などでミネベア製のボールベアリングを注文するか?
どちらも同じようにカスタムできますので挑戦してみて下さいね。
(おわり)
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