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18カルディア
ダイワ社の小型スピニングリールで中堅機種の中にあるカルディア
高性能でありながらコスト的に手が届く範囲にあったのがカルディアです。
そのカルディアも18年にLTコンセプトとして自重が非常に軽くなり、そしてボディ・ギアなどの耐久性もアップし大きく進化してます。
カルディアの2500番サイズで自重が200gを下回る軽さには、皆さんビックリしたと思います。
今回は新しく進化した18カルディアのカスタムを進めていきたいと思います。
18カルディアLT1000S-Pにベアリングを5個追加する
18カルディアノーマル状態でのボールベアリングは6個です。
このノーマルの状態から追加できるのは5個
上記2点のスプール内とスプール受けに設置する作業は、ボールベアリングだけ準備すれば、カスタム出来るので、ドラグシステムの向上の為にもお勧めするカスタムになります。
フィネススプールドラグベアリングチューン
今回のLTコンセプトである18カルディアは、以前のスプール内の構造とはちょっと変化しております。
薄肉アルミ製スプール
スプールの素材にはより精度の高い加工が可能なアルミ素材を採用。従来よりも更に薄く、形状にも拘った。
大きな六角形のリングを外して、ドラグディスクワッシャーを外すと出てくるのが、ドラグワッシャー(ATD)です。(下記の写真)
この写真の中心にあるプラスティックのカラーをボールベアリングに交換しますが、再度ここでカラーを抑えているリングを外します。
このリングを外すと、プラスティックのスプールカラーが取り外せます。
あとはこのスプールカラーを購入したボールベアリングに交換すればOKです。
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-1060(オープンタイプ)
サイズ:内径6mm×外径10mm×厚さ2.5mm
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)だと SHG-1060 を注文します。
ボールベアリングに交換した後は、固定リングを取り付けて完了です。
トーナメントドラグベアリングチューン
このカスタムも毎回お馴染みになってきましたが、上記写真の中央にある白いプラスチック製のカラーを、ボールベアリングに交換してドラグ性能を向上させます。
今回、この白いプラスチック製のカラーを取り外す為に必要な工具が必要になります。
(以前は小さいリングを外せば取り外すことが出来ましたが・・・)
必要な工具
六角レンチ0.89mm
まずは調整ワッシャーを取り外すと出てくるのがイモネジ
このイモネジを六角レンチで外します。
イモネジを外した後は、スプール受けを取り外し、白いプラスチック製のカラーをボールベアリングに交換します。
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-1170(オープンタイプ)
サイズ:内径7mm×外径11mm×厚さ2.5mm
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)では HRCB-1170Hi を注文してください。
スプールを支えるこのスプール受けがベアリング化する事で、スプールの動きがよりスムーズになり、なめらかな滑り出しが可能になります。
ラインローラー2BB仕様ベアリングチューン
18カルディアのラインローラーは1BB仕様です。
(ボールベアリングが最初から1個)
ノーマルのままでもラインローラはよく動きますが、ラインローラーを両サイドから2個のボールベアリングで支えるようになれば、強い力が加わった状態でもラインローラーはスムーズに動くことが出来ます。
まずはラインローラー内部のパーツを外していきます。
赤い矢印をさらにバラすと
左からパーツを順番に並べました。
・No.43:ローラーカラー(D)
・No.42:ローラーカラー(C)
・No.41:ラインローラー
・No.40:ローラーカラー(B)
・No.39:ローラーボールベアリング
・No.38:ローラーパッキン
・No.37:ローラーカラー(A)
・No.36:ローラーSC
この中で交換する部品は青で囲んだパーツです。
・No.42:ローラーカラー(D)
・No.41:ローラーカラー(C)
青で囲んだ2個のパーツを赤で囲んだパーツと交換します。
赤で囲んだパーツは釣具店などで個別にパーツ注文となります。
左から
・No.37:ローラーカラー(A)
・No.40:ローラーカラー(B)
・追加するボールベアリング
・No.38:ローラーパッキン
ナンバー(No.)が付いているパーツは純正部品で対応できますので、釣具店などでダイワサービスに個別で注文します。
※ボールベアリングもダイワ純正品を注文する事が出来ます。
部品がすべて揃ったら組んでいきます。
上記写真の様に、ラインローラーを両サイドで支えるようになります。
ボールベアリングをミネベア製品等で代用する場合
品番サイズ:DDL-740(オープンタイプ)
サイズ:内径4mm×外径7mm×厚さ2mm
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)だとHRCB-740Hi を注文してください。
あとは順番通りにパーツを組み合わせながら取付を行えばOK
このラインローラーの2BB化は、特に細いラインを扱うライトゲームでは、ラインローラーの動きは非常に重要になりますので、メンテナンスやカスタムの必要性は高くなります。
ヘッジホッグスタジオのフルベアリングチューニングキット
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)ではフルベアリングチューニングキットを発売されてます。
このキットを購入すれば、取扱説明書が入ってますので、その説明書通りに作業を進めれば、フルベアリングがすぐに可能となります。
18カルディアフルベアリングチューニングキット (ダイワ製スピニングリール)
販売価格: 3,060円~7,070円(税別)
※オプションにより価格が変わる場合もあります。
ハンドルノブ内へボールベアリングを追加
ノブの中にはノーマルの状態では黒いプラスチック製のカラーが2個入っています。
このカラーをボールベアリングに交換します。
ミネベア製ボールベアリング
品番サイズ:DDL-740ZZ(シールド)
サイズ:内径4mm×外径7mm×厚さ2.5mm
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)だとHRCB-740ZHi を注文します。
最後に
これで18カルディアのフルベアリングカスタムが完了しました。
ノーマルの状態からボールベアリングを5個追加して、最大11個のボールベアリングが内蔵されたカスタムリールになりました。
今回の問題18カルディアはLTコンセプトのリールで、コンパクトなボディに
大きなタフギアなど、耐久性や軽さが非常に目立つリールとなりました。
ただ、以前のようなダイワスピニングリール特有の巻きの軽さは無くなっているようです。
巻きの軽さはアングラーの好みで違いますが、求めるのは巻いていく中での滑らかさや軽さと思います。
自分が求めるカスタムリールを目指してください。
18カルディアフルベアリングチューニングキット (ダイワ製スピニングリール)
販売価格: 3,060円~7,070円(税別)
※オプションにより価格が変わる場合もあります。
取扱説明書も付いてますので、素人さんでも簡単に作業が進められますので、是非カスタムを楽しんで下さい。