前回ご紹介したシマノの16ストラディックCi4+
今回はこの16ストラディックCi4+C2000Sのベアリングカスタムを
進めていきたいと思います。
参考にするのはリールベアリング専門店のヘッジホッグスタジオ
16ストラディックCI4+用フルベアリングの方法 をご覧ください。
目次
16ストラディックCi4+のスペック
16ストラディックCi4+C2000S
◆ギア比:5.0
◆実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
◆自重(g):160
◆スプール寸法(径mm/ストロークmm) : 42/12
◆PE糸巻量(号-m) : 0.6-150、0.8-110、1-80
◆ナイロン糸巻量(lb-m) : 0.6-150、0.8-110、1-80
◆フロロ糸巻量(lb-m) : 3-110、4-85、5-65
◆最大巻上長(cm/ハンドル1回転) : 66
◆ハンドル長(mm) : 40
◆ベアリング数S A-RB/ローラー : 6/1
◆本体価格 : 30,000円(税別)
トーナメント ドラグベアリングチューン
毎回お馴染みのスプール受けにある白いカラーをボールベアリングに交換します。
(※下位機種になると、このカスタムは出来ません)
スプールを受けるスプールシャフトにベアリングを追加することによって
ドラグが作動する時に起こるスプールのブレを軽減し
上位機種と同じ様にドラグ性能を上げることが出来るチューニングです。
中央の白いプラスチックが見えてますが、このプラスチックの部品を
ボールベアリングに交換
交換する際には六角棒レンチの0.89mmを使います。
ワッシャーを外していくと見えてくるのが
下の写真の中央にある小さいネジ(イモネジ)
このネジ(イモネジ)を上記のは六角棒レンチの0.89mmで外します。
そうすると、白いカラー(プラスチックが)が外れますので
この白いカラーをボールベアリングと交換です。
ここで使用するボールベアリングの種類は
品番:1170ZZ(シールドタイプ)
サイズ:内径7mm×外径11mm×厚さ3mm
NMB(ミネベア)型番:DDL-1170ZZ
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)だとHRCB-1170ZHi を注文します。
あとは、外した部品を順番通りに戻せばカスタム終了です。
スプール内へのベアリングの追加は?
残念ながらこの16ストラディックCi4+C2000Sのスプール内には
ボールベアリングが追加出来ないタイプとなってます。
この16ストラディックCi4+C2000Sのスプール内にはベアリングは入っていません。
スプール内へベアリング追加をする事でスプールの回転を良くして
ドラグシステムの向上につなげる事が出来ませんので
ドラググリスのこまめなチェックを行い
滑らかなラインの滑り出しを目指した方が良さそうです。
ハンドルノブにベアリング追加
ドライバーひとつで簡単にベアリングを追加する事ができます。
使用するボールベアリングの種類は
品番:740ZZ(シールドタイプ)
サイズ:内径4mm×外径7mm×厚さ2.5mm
NMB(ミネベア)型番:DDL-740ZZ
HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)だとHRCB-740ZHi を注文します。
ハンドルノブのガタがある時は、ワッシャーで調整してください。
ラインローラーの2BB化
16ストラディックCi4+C2000Sへのベアリングカスタムを紹介しましたが
この他にもラインローラーのカスタムもあります。
ただ、最近のシマノのスピニングモデルのラインローラーは
ラインローラー一体型の1BB仕様が主流となってます。
ラインローラーを2BB化するカスタムもありますが
メンテナンス等を考えれば、そのまま使用して
異常が発生するば、純正のラインローラーを購入した方が良さそうです。
【シマノ純正】16ストラディックCI4+・17コンプレックスCI4+・17セフィアCI4+用 純正ラインローラー ※メンテナンス用品
最後に
ノーマル6BB仕様が今回のベアリングカスタムで8BB仕様になりましたが
この他にもあと2個のボールベアリングを追加する事が出来ます。
ただ、その追加できる2個のボールベアリングはボディ内部へのカスタムとなりますので
多少なりとも専用の工具やグリス、知識等も必要になりますし
メーカーのメンテナンス等が受けれない可能性もありますので
十分に検討してカスタムをお願いします。